F1第1戦オーストリアGPが3日、レッドブルリンクを舞台に開幕。フリー走行2回目はルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップタイムをマーク、2番手はバルテリ・ボッタス(メルセデス)で、メルセデスがワンツーで初日を締めくくった。 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で開幕戦のオーストラリアGPがフリー走行開始直前に中止となり、その後も中止・延期が続いていたF1の2020年シーズンが7月3日、満を持してオーストリアで開幕した。カレンダーは大きく変更され現時点で第8戦までが発表されているが、1国1開催の原則は今年に限り崩され、開幕から2週連続でオーストリア・レッドブルリンクでグランプリが行われる。 徹底した新型コロナウイルス感染防止対策が施され今回は無観客レースとなり、関係者も感染検査の結果が陰性となった者しか入場できない。また他のチームとの接触も禁止され、記者会見などもモニター越しに行われるなど、これまでとは様変わりした環境でのグランプリとなっている。 約7か月ぶりの公式スケジュールとなったフリー走行1回目は、例年と同じくメルセデスが好調でルイス・ハミルトン、バルテリ・ボッタスがワンツーでセッションを終えた。フリー走行2回目も序盤からメルセデス勢がトップタイムを記録し、最終的にハミルトンが1分4秒304でトップ、ボッタスが1分4秒501で2番手となり、新たなシーズンの幕開けをメルセデスがワンツーで締めくくった。 レーシングポイントのセルジオ・ペレスが大活躍の3番手タイムを記録。4番手は今シーズンでフェラーリを離れることが決まっているセバスチャン・ベッテル、5番手は来季マクラーレンへの移籍が決まっているダニエル・リカルド(ルノー)、6番手にはランド・ノリス(マクラーレン)が入った。 ホンダ勢はマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がフリー走行1回目で3番手タイムを記録したが、2回目は苦戦。フェルスタッペンが8番手、トロロッソから名称が変わったアルファタウリ・ホンダのダニール・クビアトが12番手、アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)が13番手、ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)が17番手で初日を終えた。 ■オーストリアGP フリー走行2回目結果 1. ルイス・ハミルトン(メルセデス)/1分4秒304 2. バルテリ・ボッタス(メルセデス)/1分4秒501 3. セルジオ・ペレス(レーシングポイント)/1分4秒945 4. セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)/1分4秒961 5. ダニエル・リカルド(ルノー)/1分4秒972 6. ランド・ノリス(マクラーレン)/1分5秒087 7. ランス・ストロール(レーシングポイント)/1分5秒135 8. マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)/1分5秒215 9. シャルル・ルクレール(フェラーリ)/1分5秒298 10. カルロス・サインツ(マクラーレン)/1分5秒352 11. エステバン・オコン(ルノー)/1分5秒415 12. ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)/1分5秒443 13. アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)/1分5秒453 14. アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)/1分5秒608 15. ケビン・マグヌッセン(ハース)/1分5秒678 16. ロマン・グロージャン(ハース)/1分5秒908 17. ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)/1分6秒016 18. ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)/1分6秒125 19. キミ・ライコネン(アルファロメオ)/1分6秒278 20. ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)/1分7秒124
「EVのゲームチェンジャーかも」メルセデスベンツ、全固体電池EVで1205km走破に驚き、「さぁトヨタは!?」期待の声も 2025年9月14日 メルセデスベンツは9月9日、全固体電池を搭載した『EQS』のテス…