【ジュネーブモーターショー2021】主催財団が中止を決定、開催権を売却へ

ジュネーブモーターショー2019
  • ジュネーブモーターショー2019
  • ランボルギーニ ウラカンEVO スパイダー(ジュネーブモーターショー2019)
  • 三菱 エンゲルベルクツアラー(ジュネーブモーターショー2019)

ジュネーブモーターショー(Geneva Motor Show)の主催財団は6月29日、2021年の同ショーを中止すると発表した。

ジュネーブモーターショー2020は3月に開催される予定だった。しかし、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大を受けて、スイス連邦評議会(内閣)が、1000人以上の人が集まるイベントの開催を禁止したため、開幕の3日前に急遽、中止となった。

その後、ジュネーブモーターショーの主催財団は、2021年の同ショーの日程を、2021年3月4~14日と公表。次回のショーの開催に向けて準備を進めてきたが、今回、ショーを中止すると発表した。

その理由は、ジュネーブモーターショー主催財団の財務状況が、ショーの中止により悪化したため。自動車メーカーなど出展者の過半数が、新型コロナウイルスの影響から回復するには時間が必要と判断しており、2021年の同ショーに出展しない意向を示していることも、中止の理由となった。

また、ジュネーブモーターショー主催財団は、同ショーの開催に関するすべての権利を、パレクスポに売却すると発表した。パレクスポは、ジュネーブモーターショーの会場を運営しており、ジュネーブモーターショーが行われる会場の名称も「パレクスポ」だ。売却の目的は、ジュネーブショーの定期的な開催を確実にする方法を見つけること、としている。

《森脇稔》

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