DSRC(狭域通信)部門では、V2P(Vehicle to Pedestrian、自動車対歩行者)通信を行なうためには、追加のハードウェア・コンポーネントが必要となり、C-V2X(セルラーV2X)と比較して高価になる。2019年1月には、アウディ、ドゥカティ、フォードモーターがC-V2Xの技術を実証した。このような展開から、C-V2X技術の採用の加速が推測される。
●V2V部門は通信別で最大シェア
グローバルインフォメーションは、車載用V2X市場では、V2V(Vehicle to Vehicle、自動車対自動車)通信部門が最大のシェアを占めると予想する。V2Vは、前方衝突警告(FCW)や車線変更警告(LCW)などの機能を通じて、車両の安全性を向上させる技術だ。