川崎重工は5月27日、カワサキ『Ninja ZX-10R』シリーズ3車種のエレクトロニックコントロールユニット(ECU)に不具合があるとして、国土交通省にリコールを届け出た。 対象となるのは、『Ninja ZX-10R』『Ninja ZX-10RR』『Ninja ZX-10R SE』の3車種で、2019年1月21日~2020年3月19日に製造された994台。 対象車両はECUの燃料噴射制御プログラムが不適切なため、エンジン高負荷領域でクイックシフターを使用しシフトアップした場合、排気通路内で大きな燃焼が発生することがある。そのため、二次エアバルブ(エアサクションバルブ)に高い圧力がかかり、バルブが変形・損傷し、バルブから逆流した高温の排気ガスにより周辺部品が溶損し、最悪の場合、火災に至るおそれがある。 改善措置として、全車両、燃料噴射制御プログラムを対策プログラムに書き換える。また、エアサクションバルブを新品に交換するとともに、周辺部品を点検し、損傷が認められるものは新品に交換する。 不具合および事故は起きていない。海外市場からの情報によりリコールを届け出た。
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