ギリシャのスタートアップ車メーカー、「Automotive Spyros Panopoulos」が、超ド級ハイパーカーを開発していることがわかった。
いくつかのティザーイメージが公開され、「Project Chaos」(プロジェクト カオス)という名も発表された。因みに、「Spyros Panopoulos」とは創設者の名前から取られており、約1年前から新型モデルの開発がスタート、ティザーイメージからもすでにデザインは完成しているようだ。
ボディには、カーボンファイバーとケブラーボディパネル、チタン製クワッドエキゾーストパイプを装備。またアグレッシブなリアディフューザー、3Dプリンターで生産される多数のLEDテールライトなどが見てとれる。
足回りは、やはり3Dプリンターで生産されるチタンホイールを装着、サイズはフロント9j x 21インチ、リア13j x 22インチとなっている。またフロント428mm、リア416mmのセラミックブレーキを装備、3Dプリント生産されるマグネシウムキャリパー付きディスクが採用されている。
注目のパワートレインは、チタンカムシャフト、インコネルバルブ、3Dプリントされたピストンとロッドを備える4.0リットルV型10気筒ツインターボエンジンを搭載、最高出力は2,000hpを発揮する。しかし、セラミックピストン、カーボンファイバーロッド、その他のチューニングによりプラス1,000hp向上するといい、最大3,000hpのハイパワーとなる。
トランスミッションは8速DCTで全輪駆動システムと連動、仕様は発表されていないが、0-100km/h加速2秒未満、最高速度は500km/hを超える可能性があるという。
ワールドプレミアは2021年3月のジュネーブモーターショーで、大規模な発表を行う予定だ。