テスラの新型EV、『モデルY』…納車を開始

テスラ・モデルY
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テスラは3月16日、新型EVの『モデルY』(Tesla Model Y)の納車を開始したと、ツイッターで発表した。

モデルYは、『ロードスター』、『モデルS』、『モデルX』、『モデル3』に続くテスラのEVだ。モデル3の車台をベースにしたコンパクトな電動SUVになる。モデル3の販売好調で勢いに乗るテスラが、主力の米国市場で量販が見込まれる小型の電動SUV市場に参入した。

モデルYの米国仕様には、複数のグレードを設定する。受注しているのはトップグレードの「パフォーマンス」と、「ロングレンジ」の2グレード。いずれもモーターを前後に搭載し、4輪を駆動する4WDだ。

パフォーマンス・グレードは動力性能は0~96km/h加速が3.5秒、最高速は233km/h。1回の充電での航続は315マイル(約507km)となる。価格は6万0990ドル(約652万円)。ロングレンジ・グレードは0~96km/h加速が4.8秒、最高速は217km/h。1回の充電での航続は316マイル(約509km)となる。価格は5万2990ドル(約567万円)だ。

充電については、最新の「スーパーチャージャー」が利用できる。およそ270km走行分のバッテリー容量を、約15分で充電できる、としている。

ベースグレードの「スタンダードレンジ」は、モーターをリアに1個搭載し、後輪を駆動する。動力性能は0~96km/h加速が5.9秒、最高速は193km/hとなる。バッテリーの蓄電容量はシリーズ最小として、価格を抑えているのが特長だ。それでも1回の充電での航続は、最大で230マイル(約370km)を確保している。こちらの生産は2021年に開始予定だ。
《森脇稔》

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