FCA、イタリアの一部工場で生産を一時休止…新型コロナウイルス

FCAのイタリア・トリノのミラフィオーリ工場
  • FCAのイタリア・トリノのミラフィオーリ工場
  • FCAのイタリア・メルフィ工場

FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は3月11日、同日より必要に応じて、イタリア国内の一部工場において、生産を一時休止すると発表した。

今回の発表は、イタリア国内での新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染が、拡大していることを受けた措置だ。

生産を継続する工場については、従業員間での感染を広めるリスクを最小限に抑える。具体的には、すべての作業エリアと休憩エリア、更衣室と洗面所の消毒を徹底する。さらに、従業員の作業する場所の間隔を広げる。FCAによると、工場の1日あたりの生産性は下がるという。

FCAでは2月から、在宅勤務の導入や社内のカフェテリアの時差利用など、新型コロナウイルスの感染拡大に向けての取り組みを進めてきた。

FCAは、イタリア政府の命令や規制を順守し、従業員が安全な距離と衛生対策を維持しながら、通常の活動を継続していく。安全と衛生の取り組みを、さらに強化する、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集