ボッシュ、日本の売上高が増加 2019年通期暫定決算

ボッシュの次世代コネクティビティのイメージ
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ボッシュグループ(Bosch Group)は1月29日、2019年通期(1~12月)の決算(暫定値)を発表した。

同社の発表によると、2019年通期の売上高は779億ユーロ(約9兆3440億円)。前年の784億6500万ユーロに対して、1.1%減少(為替調整後)した。売上高の減少は、中国とインドにおける自動車市場の低迷による影響を受けたものだ。

また、2019年通期のEBIT(支払金利前税引き前利益)は、およそ30億ユーロ(約3600億円)。前年の50億0200万ユーロ対して、40%減少している。

事業別の業績では、電動化や自動運転を含めた先進運転支援システム(ADAS)、車載コネクティビティなどを手がけるモビリティソリューションズの売上高が、前年比0.1%減の470億ユーロだった。為替レートの影響を調整した場合、1.5%減となる。

市場別の2019年実績では、欧州の売上高が前年比1%減の410億ユーロ。北米の売上高は、前年比5.3%増の130億ユーロで、為替レートの影響を調整した場合、0.5%の減少になる。アジア太平洋地域の売上高は3.1%減の225億ユーロ。ボッシュは、日本と東南アジアはプラスだった、としている。

《森脇稔》

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