免許返納を検討するきっかけは「高齢者の重大事故のニュース」

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  • 自動車の運転に対する自信についてアンケート結果

MS&ADインシュアランス グループホールディングスとMS&ADインターリスク総研は12月3日、高齢ドライバーを対象に、自動車運転と運転免許証の返納に関するアンケート調査を実施して結果を発表した。

調査は、2017年3月に公表した「高齢者運転事故と防止対策」の2回目の調査として、主に高齢ドライバーの自動車運転や運転免許証の自主返納における実態と意識変化を明らかにするために実施した。今回は8月16日~21日に実施した予備調査で、運転免許証を自主返納したか更新しなかった各年代の男女計1000人を抽出し、8月23日~26日の間にインターネットによる調査を実施した。

調査結果によると自動車の運転に対する自信は高齢になるほど高くなるものの、前回の2017年の調査結果に比べて全体的に低くなっている。75~79歳代では2017年が67.3%が「自信がある」と回答したが、今回は60.7%だった。

運転免許証の返納を検討したことがある回答者の割合は、高齢になるほど高くなる。特に女性は、その傾向が顕著。返納を検討する主なきっかけは全体の53.3%が「高齢者による重大事故のニュースを耳にした」だった。「運転技術の低下を実感した」は14.4%。

運転免許証の返納を検討したが返納しなかった主な理由では「他の移動手段もあるが不便なため」が50.0%と半数を占めた。

また、47.7%と半数近くの回答者が「高齢者向けの安全運転支援機能付き自動車を前提とした免許証」があれば、それを取得して自動車運転を続けたいと回答している。「取得せずに運転を続けたい」は17.8%、「取得せずに運転を止めたい」は13.4%だった。

《レスポンス編集部》

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