JR北海道は11月28日、一部が損傷した根室本線野花南(のかなん)~富良野間に架かる芦別市内の架道橋について、復旧までに3か月程度を要することを明らかにした。
国道38号線がアンダークロスしているこの架道橋は11月21日、通過していたトレーラーに積まれた重機が接触したことにより、下部が一部削れた状態になった。このため、現在、根室本線は芦別~東鹿越(ひがししかごえ)間で運行を見合わせており、滝川~芦別間を含めてバスやタクシーによる代行輸送が行なわれている。
しかし、富良野~東鹿越間については列車の運行に支障がないため、旭川から富良野線経由で車両を送り込み、12月3日から一部列車を除いて再開することになった。
再開後は同区間で上り4本・下り3本の列車が運行されるが、上り1本・下り3本の代行バスも並行して運行される。芦別~富良野間では上下各7本の代行バス、滝川~芦別間では上り7本の代行バス・タクシーが継続して運行される。
JR北海道では現在、復旧方針を検討中だが、コンクリートなどでの損傷部分の補修や、桁の耐力低下を考慮したコンクリートと鋼板による桁補強を行なうことを考えているという。