アウディ(Audi)は10月31日、2019年第3四半期(7~9月)の決算を発表した。
同社の発表によると、傘下のランボルギーニやドゥカティを含めたグループ全体の売上高は、125億7100万ユーロ(約1兆5165億円)。前年同期の130億7400万ユーロに対して、3.8%減と2年連続で前年実績を下回った。
一方、第3四半期の営業利益は、9億3800万ユーロ(約1130億円)。前年同期の1億1000万ユーロに対して、およそ8.5倍の増益と業績を回復させている。
大幅な増益となった要因は、前年同期はディーゼル案件に関して、ドイツ当局から科せられた8億ユーロの罰金を計上していたため。
アウディの2018年通期(1~12月)の売上高は、前年比0.9%減の592億4800万ユーロ。2018年通期の営業利益は、前年比24.4%減の35億2900万ユーロとなり、2年ぶりの減益だった。