PSAグループの高級車ブランド、「DS」は2019年1~9月の世界新車販売の結果を発表した。総販売台数は4万3700台。前年同期比は8.2%増と、2年連続で前年実績を上回った。
市場別では、欧州が回復傾向にある。2019年1~9月は、3万8900台を売り上げ、前年同期比は11.8%増と2年連続で増加した。日本は676台を販売し、前年同期比は27.8%増と伸びている。
一方、中国市場は減少傾向だ。2019年1~9月の中国と東南アジア実績は、2100台。前年同期に対して39.6%減とマイナスが続く。中国でのDS車の販売は、2014年がピークで、前年に対しておよそ5倍の伸びを記録した。しかし、その後、中国経済の減速の影響を受けている。
中東とアフリカは2019年1~9月、前年同期比17.7%増の1200台と回復を果たす。南米は1~9月、600台にとどまり、前年同期比は14.2%減と2年連続のマイナスだった。
車種別の2019年1-9月世界販売実績では、新型車の『DS3クロスバック』が好調だった。
DSブランドの2018年の世界新車販売台数は、5万3265台だった。前年比は0.8%増と、プラスに転じている。