【スーパーフォーミュラ 第6戦】2連勝に向けて平川亮が今季初ポール獲得…予選2-3位は近藤真彦監督陣営の山下&国本

平川(中央)がポール奪取、2~3位に山下(左)と国本(右)。
  • 平川(中央)がポール奪取、2~3位に山下(左)と国本(右)。
  • ポールポジションを獲得する#20 平川亮。
  • 予選2位の#3 山下健太。
  • 予選3位の#4 国本雄資。
  • 現在シリーズランク3番手の#64 パロウは予選8位。
  • 現在シリーズランク4番手の#18 小林可夢偉は予選9位。
  • 現在シリーズランク首位の#37 キャシディは予選10位。
  • 現在シリーズランク2番手の#1 山本尚貴は予選16位。

28日、全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)第6戦の公式予選が岡山国際サーキットであり、前戦ウイナーの平川亮(IMPUL)が今季初ポールを獲得した。予選2-3位には近藤真彦監督率いるKONDOレーシングのふたり、山下健太と国本雄資がつけている。

天候微妙と予想されていたこの日の岡山国際サーキット。実際、午前中は小雨が降ることもあったのだが、午後のSF予選セッションは曇り時々晴れのドライコンディションとなる。セッション開始時は気温30度、路温34度との情報がもたらされたくらいで、意外な好天のもとでの予選バトルということに。

予選はおなじみの3段階ノックアウト方式、Q1についてはドライ用タイヤの使用がミディアムに限定され、Q2~Q3ではソフトを履ける。今回のQ1は2組分割で、AとBの両組とも10台中上位6台がQ2に進出。12台で戦うQ2からは上位8台がQ3に進み、そこで最終的にポールポジションが争われる。

(2カーエントリーチームは2人がQ1で別の組に入る。振り分けは前日に抽選で決定済み。Q1で最速タイムが出た方の組の7~10位が予選13位以降の奇数順位となり、もう一方の組が14位以降の偶数順位)

意外な天候下での予選は、少々意外な結果をもたらすことにもなった。今季優勝経験者5人のうち、まず前日トップタイムの#19 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL/トヨタ)と目下シリーズランク2番手の#1 山本尚貴(DOCOMO TEAM DANDELION RACING/ホンダ)がQ1-A組でノックアウトされてしまう。#19 関口は予選総合14位、#1 山本は同16位という結果に。

Q2でも、現在シリーズリーダーの#37 N.キャシディ(VANTELIN TEAM TOM'S/トヨタ)がノックアウトされて予選10位。これで今季ウイナーが3人、Q3を前に消えた。また、優勝こそないがシリーズランク4番手につけている#18 小林可夢偉(carrozzeria Team KCMG/トヨタ)も9位、ここで予選を終えている。

Q3に進んだ今季優勝経験者はふたり。そのうちの#64 A.パロウ(TCS NAKAJIMA RACING/ホンダ)は8位に終わる。この結果、今季シリーズ3、4、1番手の3人が予選8~10位に並び、シリーズ2番手が予選16位という状況になったのだ。

そんななかでポールポジションを獲得したのが、前戦もてぎ優勝者の#20 平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL/トヨタ)である。Q3では1分12秒700をマークし、6台が12秒台に入る接戦を制しての今季初ポール獲得。4戦目までまさかのノーポイントだった実力者、前戦でのSFキャリア初優勝で一気に流れをつかんだような印象である。

#20 平川亮のコメント
「昨日からけっこう自信はありました。ただ、ソフト(を履いたとき)は『わるくないな』と思っていたんですけど、ミディアムに関しては微妙で、昨日も今朝も(フリー走行では)あまり感触が良くなかったんです。だから(ミディアム使用限定の)Q1さえ突破できればポール争いできるかな、と思っていました。Q2からQ3へとタイムを上げられましたし、良かったと思います」

シリーズランキングでは遅れをとっている#20 平川、チャンピオン争いのことは「気にしてないです」とし、「予選なら予選、決勝なら決勝に集中です」という現在の心持ちを強調するが、シリーズ上位が予選中位~下位に沈んでいるだけに、ここで2連勝となれば起死回生、という可能性も出てこよう。隣県の広島出身で準地元レースでもある平川、決勝での走りにも大いに注目したい。

予選2-3位には昨季のチームチャンピオン陣営である近藤真彦監督のKONDO RACING(トヨタ)がつけた。在籍3年目の#3 山下健太が2位、今季加入の2016年王者 #4 国本雄資が3位。

#3 山下はQ3で「すごく決まった」という好アタックを決めつつ、「最終コーナーを立ち上がったあとの直線でハンドル(のモニター)のタイムを見すぎてしまい、知らないうちに芝生にはみ出してしまっていました」という“珍プレー”のタイムロスがあったそうなので、非常に惜しい結果だった。とはいえ、チーム全体で好調、今季ここまではもうひとつの流れだった王者チームが反撃の構えである。こちらもレースが楽しみだ。

ホンダ勢の予選最上位は5位の#5 福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING/ホンダ)。若手気鋭の彼を、4位の#36 中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM'S/トヨタ)と6位の#38 石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING/トヨタ)、ともに2回のチャンピオン獲得経験を誇るベテランふたりが挟む暫定グリッド構図も面白そう。予選7位は#65 牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING/ホンダ)で、暫定4列目に僚友の#64 パロウと並んでいる。光る活躍を見せてきた新人コンビの動向からも目が離せない。

決勝日の天気予報も微妙ながら、週中のものよりは好転傾向にある。ただ、雨の可能性も捨て去るわけにはいかないだけに、各陣営にとっては難しいところ。波乱模様となったグリッドとあわせ、晴れでも雨でもエキサイティングなレースを期待してよさそうだ。

SF第6戦岡山の決勝レース(68周、約250km)は明日29日の午後3時05分開始予定。

なお、予選日定例のメディア向けサタデーミーティングにて来季2020年の暫定カレンダー変更が発表された。7月発表時点のものから開幕戦と第2戦の開催地が入れかわることとなり、開幕戦(日程は4月4~5日)が鈴鹿サーキット、第2戦(日程が1週早まり4月18~19日)が富士スピードウェイというかたちに変更されている(依然として「暫定」。後日JAFの公示をもって正式化される)。

《遠藤俊幸》

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