加藤製作所は9月6日、ホイールクレーン5車種について、スライドドアに不具合があるとして、国土交通省に改善対策を届け出た。
対象となるのは、「カトウKR-25H型ラフター」「カトウKR-50H型ラフター」「カトウKR-80H型ラフター」「カトウKRM-13H型ラフター」「カトウKRM-20H型ラフター」の5車種で、2016年6月10日から2019年4月11日に製造された1693台。
運転者席スライドドアにおいて、センターローラブラケットのローラの材質が不適切なため、ドア開閉を繰り返すとローラおよびローラ取付けピンが早期に摩耗することがある。そのため、ドアにガタが発生して、最悪の場合、開閉時にドアが脱落するおそれがある。
改善措置として、全車両、センターローラブラケット一式を対策品に交換する。不具合は159件発生、事故は起きていない。市場からの情報により改善対策を届け出た。