損害車買取のタウは、フィリピンに現地法人を設立し、自動車鈑金修理事業を開始すると発表した。
近年、フィリピンでは急速なモータリゼーションの進展により、自動車事故の発生件数は増加傾向にある。一方で、板金修理業者の不足や、不安定な部品の流通価格、不透明な修理内容により修理価格が均一化されていないなど、多くの課題が山積。また、日本と比較して鈑金・塗装技術のレベルが低く、修理品質も安定していない。
このような背景からタウは、フィリピンで板金塗装・修理サービスを提供する新たな事業を開始する。これまで日本で培ってきた損害車オークションビジネスでのノウハウを活かし、既に日本では標準化されている修理見積の基準をフィリピンで新たに構築。同時に日本の修理技術も提供することで、課題の解消に寄与することを目指す。
なお、初年度取扱台数は850台を見込んでいる。