カルマオートモーティブは6月22~23日、米国で開催された「ゴールドラッシュラリーイレブン」において、米軍の伝説的戦闘機「P-51マスタング」をモチーフにカスタマイズを施した『レヴェーロGT』(Karma Automotive Revero GT)の2020年モデルを初公開した。
カルマオートモーティブは、プラグインハイブリッド(PHV)の4ドアスポーツカー、『カルマ』を製造・販売していたフィスカーオートモーティブの破産後の資産を買収する形で、2014年に米国カリフォルニア州に設立された。現在、カルマ後継車の『カルマ・レヴェーロ』を生産・販売している。
レヴェーロの2020年モデルは、カルマ・レヴェーロに大幅改良を施したモデルだ。大幅改良を機に、車名をレヴェーロGTに変更した。
レヴェーロGTの2020年モデルのハイライトは、BMWから供給を受けるエンジンだ。BMWの3気筒ガソリンターボエンジンを、発電専用に使用する。モーターは、最大出力535hp、最大トルク76kgmと強力だ。この効果で、0~96km/h加速は4.5秒と、従来モデルに対して1秒短縮した。また、バッテリーはリチウムイオンで、1回の充電での航続はおよそ130km。バッテリー残量が少なくなると、発電専用のBMW製エンジンが始動し、航続は最大およそ580kmまで伸びる。
カルマオートモーティブは、米国で開催されたゴールドラッシュラリーイレブンにおいて、米軍が第二次世界大戦時に使用し、現在では伝説的戦闘機となっている「P-51マスタング」をモチーフにカスタマイズを施したレヴェーロGTの2020年モデルを初公開した。
P-51マスタングは、卓越したスピードと長い飛行距離を備えたシングルエンジン戦闘機の傑作と称される。2台のレヴェーロGTは、このP-51マスタングをモチーフに、車体の前後やサイドシルを、レッドやイエローでラッピング。ブレーキキャリパーには、レッドやイエロー、グレー、シルバーが使用されている。