ルノー傘下のアルピーヌ(Alpine)は6月7日、フランスで6月中旬に開催されるルマン24時間耐久レースにおいて、新型車を初公開すると発表した。
アルピーヌは、この新型車のティザーイメージを配信した。アルピーヌによると、フランスのアルピーヌの生産拠点のディエップ工場から、ルマンの舞台のサルトサーキットに向けて、コンテナに積載された新型車が輸送されたという。
このコンテナの側面には、新型アルピーヌ『A110』が描かれていることから、ルマン24時間耐久レースで初公開される新型車は、新型アルピーヌA110の高性能モデルの可能性がある。
新型アルピーヌA110は、フルアルミ製のプラットフォームとアンダーボディを採用し、軽量化とハンドリング性能を追求。ミッドシップに搭載されるエンジンは、1.8リットル直列4気筒ガソリンターボ。ルノー日産アライアンスが開発したユニットを、アルピーヌとルノースポールのエンジニアが共同でチューンした。最大出力252ps、最大トルク32.6kgmを引き出し、後輪を駆動する。
車両重量は1080kgと軽量で、パワーウエイトレシオは4.3kg/psと優秀。トランスミッションは、ゲトラグ製の7速デュアルクラッチだ。新型アルピーヌA110は、0~100km/h加速4.5秒、最高速250km/h(リミッター作動)の性能を備えている。