伝統のオートバイ公道レース、マン島TTレースのプラクティス(練習走行)第2日目は天候不順のため5月27日午後、競技長から中止が発表された。
TTレースは1周約60kmの公道を閉鎖して行うオートバイとサイドカーのレースイベントで、プラクティスは学校や仕事に影響の少ない午後6時20分から8時50分にかけて25日から31日にかけて行われる。
TTマウンテンコースの標高差は400mほどある。雨天の場合、マウンテンエリアは霧が出やすく、救急ヘリコプターが飛べないことから走行中止とされる。ちなみに、TTレースはモータースポーツとしては世界で初めて救急ヘリコプターが導入されたモータースポーツイベントである。
このあとプラクティスは現地時間28日午後6時20分~8時50分(日本時間29日午前2時20分~4時50分)に行われる予定で、日本から参戦している山中正之選手がスーパースポーツクラスのマシンで出走する。28日は今週唯一、晴天の天気予報となっている。
また、現地時間29日午後8時35分(日本時間30日午前2時35分)からは電動バイククラスのTT Zeroのプラクティスが行われ、日本から参戦しているチーム無限とチームMIRAIが出走する予定となっている。
なお、TTレースの模様は、現地ラジオ放送局マンクスレディオのインターネット同時放送で、日本からも中継を聞くことができる。