ヤマハ発動機、新興市場の利益率悪化などで増収減益 2019年1-3月期決算

ヤマハ NMAX155 ABS(ビビッドパープリッシュブルーカクテル5)
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ヤマハ発動機が5月7日に発表した2019年1~3月期(第1四半期)の連結決算は、ユーロなどの為替差損や、ベトナム、台湾での二輪車販売でのモデルミックスの悪化などで営業利益が前年同期比12.8%減の359億円と減益となった。

二輪車などのランドモビリティ事業やマリン事業が好調で売上高は同5.9%増の4293億円と増収だった。期中の二輪車販売台数は同0.8%増の124万7000台となった。日本やその他地域で低迷したものの、欧州やアジアで販売を伸ばした。マリン事業は大型船外機の増産が本格化し、同14.3%の大幅増収となった。

ロボティクス事業は米中貿易摩擦によって中国での機械設備投資が鈍化し、サーフェスマウンターや産業用ロボットの販売が落ち込み、同12.0%の減収となった。

営業利益は増収効果があったものの、販売管理費の増加や為替差損、開発費の増加などで減益となった。営業利益率は1.8ポイントダウンして8.4%に下落した。

経常利益は同6.5%減の375億円、四半期利益は同12.5%減の283億円だった。

通期業績見通しは前回予想を据え置いた。

《レスポンス編集部》

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