BMWモトラッドは、3月22日から24日まで東京ビッグサイトにおいて開催された東京モーターサイクルショー2019にて新型『S1000RR』を発表した。
新型S1000RRは、燃焼効率および低中回転域での出力を向上させた新開発の並列4気筒エンジンを搭載。最高出力207ps、最大トルク113Nmを発揮する。また、BMWモトラッド初となる「Mパッケージ」を設定し、注目を集めた。
ライディングモードには、「レイン」「ロード」「ダイナミック」「レース」の4つを標準装備し、バンク状態でのブレーキングの安全性を高めるABSプロ、トラクションコントロールやDTCウィリー機能を装備したダイナミックトラクションコントロール(DTC)など、多様な制御機能を備える。
また、シフトアシストプロを標準装備し、クラッチ操作することなく素早いシフトアップ/ダウンを可能としている。
フレームは、アルミ製メインフレームを採用し、ボディの様々な部分で発生する過重移動が最短距離で行われるよう設計している。また、燃料タンクなどをスリム化し、サポート性とグリップ性を高めたほか、新開発サスペンションにより、走行正確性とハンドリング性が向上。
リヤサスペンションに新採用したフルフロータープロは、走行面に対してほぼ直角に設計し、上下方向からの過重を効率よく制御する機構を備え、様々な走行状態においてより柔軟で優れたハンドリングとコントロール性を実現している。
そのほか、同社ブースでは新世代ボクサーエンジンを搭載したオールラウンダーの『R1250R』、スポーツツアラーの『R1250RS』を日本初公開。さらに、2019年ニューモデルとして『R1250RT』『R1250GS』『R1250GSアドベンチャー』『C400GT』など、多彩な新型モデルを出展した。