なぜグッドイヤーはオールシーズンタイヤにここまでこだわるのか!? 驚きの未来を見据えたマーケティング戦略に伊藤梓が切り込む!

伊藤梓氏
  • 伊藤梓氏
  • 日本グッドイヤー株式会社マーケティング本部長 有田俊介氏と伊藤梓氏
  • Vector 4seasons Hybrid(ベクター フォーシーズンズ)
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なぜグッドイヤーはオールシーズンタイヤにここまでこだわるのか?

昨シーズンあたりからオールシーズンタイヤへの注目が急速に高まってきたタイヤ市場。

この度、都内から雪国までの試乗を経て、しっかりとその性能と信頼性を確かめることができた、ご存知『Goodyear Vector 4Seasons Hybrid(ベクターフォーシーズンズ)』だが、日本におけるオールシーズンタイヤ販売の先駆者でもあるグッドイヤーが、なぜここまでオールシーズンタイヤにこだわるのか、そしてタイヤ作りに対する思いや秘訣を知るために、日本グッドイヤー株式会社マーケティング本部長の有田俊介さんにお話を伺いました。

日本グッドイヤー株式会社マーケティング本部長 有田俊介氏

伊藤:
私は雪国出身なので、冬は当然冬タイヤを履かなければいけないものだと思っていました。でも今回、ベクターフォーシーズンズを履いてみて、「こんなに雪道を走れるものなんだ!」と驚いて。

有田さん:
ということは、伊藤さんは初オールシーズンタイヤですか?

伊藤:
初めてです!レビューなどで「雪でも使える!」と書いてあったのを読んだのですが、雪国出身としては「いやいや、とはいえ……」と思っていたのです。実際タイヤを見ても真ん中の部分だけがスタッドレスの形状をしていて「これでグリップするのかな?」と思ったのですが、実際に使ってみてこれは雪国でも大丈夫だなと。

有田さん:
よかったです。「ヒヤッとしました」と言われたらどうしようかと思いました(笑)。

伊藤:
まったく問題なかったです。本当に雪道の性能には驚いたのですが、そもそもグッドイヤーさんはオールシーズンタイヤについてどのような歴史があるのでしょうか?

伊藤梓氏

有田さん:
グッドイヤーは120年以上の歴史があるブランドで、本拠地のアメリカでは非常に広く採用されているのです。アメリカのような南北に広い国では、場所によって天候が大きく変わります。そこで、長年にわたりどのような環境にも適応できるオールシーズンタイヤが強く求められ、バイアスタイヤを含めますとなんと110年に渡る歴史に裏付けられるという信頼性には自信を持っています。

日本でも使用経験のある方はまだ限定的ですが、実際に使っていただいたお客さまの満足度やリピート率が非常に高いようです。新車でクルマを購入するや否や、オールシーズンタイヤに交換してくださる方もいらっしゃいます。一度オールシーズンタイヤを試していただくと「これを履いておけばスタッドレスにかえる必要がない」と感じられる方が多いようで、自発的に使いたいという方が少しずつ増えてきているように感じています。

伊藤:
分かります。私も普段は都内に住んでいますが、実家に帰るときに「わざわざ冬タイヤに履き替えるのもなぁ」と、億劫になってしまうというか。これだけ雪道を走れるならいつでも気兼ねなく東北に帰れます。

有田さん:
タイヤ交換の手間暇もそうですけど、住宅事情もありますよね。たとえば、夏タイヤや冬タイヤを1セット置いておくような余裕あるスペースがないとか。そういう意味では、オールシーズンタイヤは日本の住宅事情にも合っていると思います。

そして、オールシーズンタイヤは雪だけではなく、最近よく言われるようになったゲリラ豪雨など、夏タイヤだけでは処理しきれないような路面状況でも実は活躍するのです。オールシーズンタイヤならそういった急な天候の変化にも対応しやすいのがさらにプラスポイントでしょうか。

伊藤:
勉強不足ですみません……。オールシーズンタイヤと言えば、雪道もしくはドライ路に強いと思っていたのですが、雨にも強いんですね!

有田さん:
そうなんです。これまでは冬性能に特化しているということをアピールしていたのですが、夏性能、ウェット性能も十分に高いので、今後はそういったことを知っていただける機会を作りたいなと思っています。現在タクシー会社さんにもモニターなどをお願いしているのですが、走行距離がとにかく多いタクシーでもドライバーさんから好意的な評価が多く、タクシーとしての使用にも問題ないという証言も頂いています。

サイズ数も倍増。誰にでも履いてもらえるように、これからも環境整備に注力!

伊藤:
タイヤは種類がたくさんありすぎて「どれを選べばいいの?」と思ったり、「よく分からないから安いものでいいや」となりがちというか。そういう点でも「ベクターフォーシーズンなら間違いない」とタイヤ選びに迷いがなくなる感じがします。実際のところ、どのようなユーザーが多いのでしょうか?

有田さん:
今はクルマというものがクルマ好きのエンスージアストのためのものというより、どんどん一般の人向けになっている気がします。用途に応じた使い勝手などが大事で、「クルマの性能自体がどうこう」という方はあまり多くなくなってきたように感じています。あまりクルマの性能に興味がなくても、様々なシチュエーションで安心感を持って走ることができることが、より大切になっていますよね。

たとえば、ご主人が運転して奥さまが横に乗ってみて「このタイヤなら安心できる」と分かってもらえたらとても嬉しいですね。たくさんの方に、そしてたくさんのクルマに活用していただけるように、2016年からベクターフォーシーズンのサイズ数も倍増しました。そういう意味でも誰にも履いていただけるような環境も整ってきたと思います。

伊藤:
オールシーズンタイヤと聞くと耳馴れなくて構えてしまうところがあるような気がしますが、今のお話を伺ってハードルが低くなったように思います。

有田さん:
タイヤ業界の市場規模は近年ほぼ横ばいに推移しているのですが、そのなかで他社の参入もあってオールシーズンタイヤは伸びており、着実に認知度があがってきていることを実感しています。たくさんの人に知ってもらうことができれば、グッドイヤーとしてはオールシーズンタイヤの歴史はもっとも長いという自負がありますし、乗り比べていただければ安心感を実感していただけると思います。

グッドイヤーの次なる主戦場は空!?

伊藤:
今年のジュネーブショーでは、地上でも走れるしプロペラになって空中を飛ぶことができるというコンセプトタイヤ「エアロ」を発表していましたが、グッドイヤーのタイヤならどこへでも行けるというメッセージなのでしょうか?

有田さん:
実用化するかどうかはさて置き(笑)、そうですね。グッドイヤーはタイヤメーカーのなかでも夢を見るブランドだと思っています。F1や飛行機、月面探査機などあらゆる場所を走るためのチャレンジをしてきました。オールシーズンタイヤもそのひとつです。常に未来を見据えた技術開発を行っていますので、これからのグッドイヤーにも注目していただけたら嬉しいです。

■ Goodyear Vector 4Seasons Hybrid 詳細はこちら ■

日本グッドイヤー株式会社マーケティング本部長 有田俊介氏と伊藤梓氏

伊藤 梓|ライター 編集者
クルマ好きが高じて、2014年にグラフィックデザイナーから異業種の『カーグラフィック』誌の編集者へと転身。2018年からはより広くクルマの魅力を伝えるために独立。自動車関係のライターほか、イラストレーターとしても活動中。

《伊藤梓》

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