SUBARU(スバル)は3月1日、4月1日付けで「リスクマネジメント・コンプライアンス室」を新設すると発表した。
新設する「リスクマネジメント・コンプライアンス室」は、「コンプライアンス室」を再編し、これまでの法令順守への取り組みを強化する機能に、グループ全体の内部統制とリスクマネジメントを企画・推進する役割機能を新たに付加する。無資格者の完成検査問題や排ガス・燃費測定での不正、部品の不具合による生産・出荷停止など、次々に品質問題が見付かっていることから、抜本的な改革を図る。
また、CSR環境部を再編し、企業の社会的責任に関する機能や環境分野の機能に、環境・社会・ガバナンスの観点からグループ全体の活動を企画・推進する役割機能を持つ「サステナビリティ推進部」を新設する。
一方で、完成検査問題などの一連の品質問題を受けて設置し、前社長である吉永泰之会長が担当している「正しい会社推進部」は発足約1年で廃止する。「スバルネクストストーリー推進室」も廃止し、機能は国内営業本部に機能を編入する。
将来の市場環境変化に対応し、環境対応を含む商品戦略や市場戦略をスピーディに経営戦略に反映させるため、「経営企画本部」を新設する。