ボルボカーズ(Volvo Cars)は2月7日、2018年通期(1~12月)の決算を発表した。
同社の発表によると、2018年通期の売上高は2526億5300万スウェーデンクローナ(約3兆0040億円)。前年の2086億4600万スウェーデンクローナに対して、21.1%増と2桁増を維持する。
また、2018年通期の営業利益は、141億8500万スウェーデンクローナ(約1687億円)。前年の140億6100万スウェーデンクローナに対して0.9%増と、前年の27.7%増から伸び率が鈍化した。
増収増益となった要因は、好調な新車販売だ。2018年の世界新車販売は、過去最高の64万2253台。前年比は12.4%増と、5年連続で前年実績を上回った。『XC60』が過去最高の18万9459台を売り上げ、前年比は2.4%増とプラスを保った。『XC90』は、前年比7.6%増の9万4182台と2年ぶりに増加する。『XC40』は7万5828台、『S90』は22.6%増の5万7142台を販売した。
ボルボカーズのホーカン・サムエルソン社長兼CEOは、「2018年の売り上げは堅調だったが、収益はいくつかの市場での関税や価格競争の激化などの影響を受けた」と述べている。