鉄道駅における危険物検査の実証実験を検討…ただし手荷物は除外の意向

東京オリンピック・パラリンピックに向けて、駅でも所持品の検査が実施されようとしている。写真は東京駅丸の内北口。
  • 東京オリンピック・パラリンピックに向けて、駅でも所持品の検査が実施されようとしている。写真は東京駅丸の内北口。
  • 上野駅(東京) (c) Getty Images
  • 大阪駅(大阪市) (c) Getty Images

石井啓一国土交通大臣は、1月8日に実施した会見で鉄道駅における旅客を対象にした危険物検査の実証実験を検討していることを明らかにした。

これは、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに向けて、内閣危機管理監を座長とする「セキュリティ幹事会」で、鉄道テロ対策の一環として関係省庁と進めているもの。

その準備段階として、国土交通省は旅客が身に着けた所持品の中に爆発物の有無を探知する旅客スクリーニングに関する委託調査を公示し、1月7日までに企画提案を募集しており、石井大臣は「実証実験の場所や時期、内容等も含めて企画提案を求めておりまして、現在、提案内容を評価中でございます」と述べた。

ただし、鉄道駅で空港のようなセキュリティチェックを行なうことは、利便性の確保に課題があるとして、今回の委託調査では、手荷物スクリーニングを検証対象から外す意向を示している。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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