東海汽船では、2隻の新造船のカラーリングとネーミングを、アーティストの野老氏に依頼した。野老氏は、東京2020オリンピック・パラリンピックのエンブレムのデザインを手掛けるなど、美術・建築・デザインの境界領域で活動している。「9.11」以降、「繋げる事」をテーマに紋様制作を始め、大名古屋ビルヂング下層部ファサードガラスパターン、BAO BAO ISSEY MIYAKEに『TOKOLO PATTERN』アートワークを提供するなどしている。東海汽船では、同社が本土と伊豆諸島とを「繋ぐ」役割を担っていることから、野老氏に依頼した。《高木啓》