いすゞ自動車は11月2日、2018年4~9月期(第2四半期累計)の連結決算を発表。海外市場での好調な販売などにより増収増益、通期予想も上方修正した。
2018年4~6月期の総販売台数は前年同期比6.3%増の25万1749台だった。国内は普通トラックでシェアを下げたこともあり、同4.3%減の3万5553台。海外はタイやアフリカを中心に増加し、同8.2%増の21万6196台となった。
車両以外の商品売上高は、海外生産用部品が同0.9%増の293億円、エンジン・コンポーネントは、同13.7%増の694億円。その他の売上高は、アフターセールスなどの保有事業を伸ばした結果、同4.0%増の2091億円。これらの結果、売上高は同5.1%増の1兆0350億円となった。
損益は増収効果と原価低減などにより、営業利益は同18.1%増の874億円、経常利益は同12.7%増の932億円、純利益は同7.2%増の564億円となった。
通期業績見通しは、第2四半期累計期間の実績を踏まえ、各国市場の最新経済動向を反映した出荷計画に基づき上方修正。売上高を2兆1700億円(前回予想比+300億円)、営業利益を1840億円(同+80億円)、経常利益を1920億円(同+80億円)、純利益1180億円(同+80億円)とした。