PSA、シェアリング関連サービスを北米で開始…市場再参入の第一歩

米国の首都ワシントンにおいて新たなモビリティサービス「Free2Move」を開始したPSAグループ
  • 米国の首都ワシントンにおいて新たなモビリティサービス「Free2Move」を開始したPSAグループ

PSAグループ(PSA Group)は10月25日、米国の首都ワシントンにおいて、新たなモビリティサービス、「Free2Move」を開始した、と発表した。

PSAグループは2016年に発表した新経営戦略「Push to Pass」において、北米市場への再参入計画を公表。PSAグループ傘下のシトロエンとプジョーは、かつて北米に進出していたものの、販売不振などを理由に、シトロエンが1974年、プジョーが1991年、北米市場から撤退した。

PSAグループが米国ワシントンで開始した新たなモビリティサービス、Free2Moveは、PSAグループの北米復活の足がかりとなるもの。同社はこれを契機として、北米市場で再び新車販売を行うことを目指す。

Free2Moveでは、カーシェアリング事業者とユーザーを結ぶモビリティサービスを提供。スマートフォン向けの専用アプリを利用することで、ユーザーは「Car2Go」、「Zipcar」、「TravelCar」などのカーシェアリングの特徴や料金などを比較でき、予約を行うことができる。

PSAグループは、首都ワシントンでのFree2Moveの開始はPush to Pass戦略計画の一環として、北米再参入の10か年計画の第一歩となる、としている。

《森脇稔》

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