NTT東日本とバカンは、9月28日に竣工したオフィスビル「新橋M-SQUARE Bright」(東京都港区)において、各フロアの館内Wi-FiおよびIoTを活用して、トイレの空席状況をスマートフォンやパソコンへ一覧表示するサービス10月下旬より提供する。
従来、トイレ利用者にとってはトイレの混雑状況は現地に行かなければわからなかった。また、ビルオーナーにおいてはトイレの混雑状況を緩和するためにトイレブースの個数変更が求められており、個数変更にあたり必要となる入居者の男女比率や利用状況データを収集することが課題となっていた。
本サービスでは、館内Wi-Fiとトイレブースに設置したセンサーにより、トイレ利用者がリアルタイムでブースの空き状況をスマートフォン・パソコンで確認できる。本サービスにより蓄積された利用状況データを分析・活用することで、ビルオーナーは適切なトイレブースの個数変更が可能になる。
NTT東日本は、NTT東日本の事業と、社会課題の解決やイノベーションをめざすベンチャー企業のサービスとを掛け合わせ、双方のビジネスを成長させるプログラム「アクセラレータープログラム」を、2017年7月から開催している。バカンはこのプログラムに参加し、協業検討を始めており、今回のサービスがNTT東日本との初の協業サービスとなる。