フロントスピーカー、どう鳴らす?…JLオーディオ研究

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JLオーディオ・C7シリーズ
  • JLオーディオ・C7シリーズ
  • JLオーディオ・C7-100ct
  • JLオーディオ・C7-350cm
  • JLオーディオ・C7-650cw
  • JLオーディオ・C5-653
  • JLオーディオ・C3-650
  • JLオーディオ・C2-650
  • JLオーディオ・C1-650
カーオーディオシステムの中の超重要アイテムである“フロントスピーカー”。その選び方や鳴らし方等々を解説してきた当特集。そのまとめとして、各ブランドごとのラインナップ分析を行っている。第16回目となる当回は、「JLオーディオ」にフォーカスする。


■もっとも歴史の長いアメリカンブランドの1つ。サウンドコンペティターからの支持も厚い。

アメリカのフロリダを本拠地とする「JLオーディオ」は、長い歴史を誇る老舗ブランドの1つだ。設立は1975年。アメリカンブランドというと「ロックフォード・フォズゲート」が人気メーカーとして思い付くが、同社の設立年が1979年であるので、「JLオーディオ」はそれよりもさらに4年、社史が長い。

ただ「JLオーディオ」は、ホームオーディオ用のスピーカー開発からその歴史を刻み始めていて、ビジネスの方向性をカーオーディオにシフトさせたのは80年代の前半だ。であるのでカーオーディオメーカーとしては「ロックフォード」よりも少々後発。

しかし舵を切ってからはハイスピードで存在感を高めていき、80年代後半から90年代にかけては、当時盛んに行われるようになっていた音質コンペ『IASCA(アイアスカ)』で、特にサブウーファーがエントラントに積極採用されることとなる。以降同社は、カーオーディオ機器のトップブランドの1つとして名を馳せ、不動の地位を築いていく…。

さて、そんな「JLオーディオ」の、現行のスピーカーラインナップを研究していこう。まずはトップエンドシリーズとして君臨している、『C7シリーズ』から見ていく。

ちなみに同シリーズの発売開始は今年の春。鳴り物入りで登場し、早速人気シリーズとなっている。


■各ユニットが単品でリリース。ニューフラッグシップパワーアンプともベストマッチ。

その『C7シリーズ』は、3モデルで構成されている。2.5cmドームツィーター『C7-100ct(税抜価格:4万4000円/1個)』、9cmミッドレンジ『C7-350cm』(税抜価格:7万7000円/1個)、16.5cmミッドウーファー『C7-650cw』(税抜価格:9万9000円/1個)、以上だ。

3モデルとも、発売単位が“1個”であるというところも独特だ。左右ペアで買われることがほとんどだとは思うが、必要に応じて1個単位でも購入できる。そして、パッシブクロスオーバーネットワークがないことも特長だ。なおこれは、最新のフラッグシップパワーアンプ『VXiシリーズ』が「DSP」を内蔵しているということと無関係ではないだろう。それと組み合わせて使用するならば、クロスオーバーは「DSP」で行えるので、パッシブクロスオーバーネットワークはなくてもよいのだ。

ところでディストリビューターであるイース・コーポレーションの最新デモカー「ダッジ・チャレンジャー」には、この『C7シリーズ』スピーカーが搭載されている。同デモカーはさまざまなカーオーディオイベントに登場しているので、見かける機会もあるはずだ。試聴のチャンスが巡ってきたら、ぜひともチェックを。

そしてそれに続く2ndラインが『C5シリーズ』だ。当シリーズでは単品発売されているのは10cmミッドレンジ『C5-400cm』(税抜価格:3万円/1個)のみで、それ以外はすべてコンポーネントスピーカーとなっている。16.5cm3ウェイの『C5-653』(税抜価格:16万2000円)、16.5cm2ウェイの『C5-650』(税抜価格:11万円)、そして13cm2ウェイの『C5-525』(税抜価格:11万円)、以上の3モデルが存在している。

2ndグレードながらミドルグレードの価格帯にある同シリーズ。コストパフォーマンスの高さにも定評がある。


■3rdライン『C3シリーズ』には、他にはないスペシャルな特長が…。

「JLオーディオ」は、スピーカーシリーズをさらに3ライン用意している。その1つ目が『C3シリーズ』だ。当シリーズは、ミッドウーファーの口径が異なる2タイプの2ウェイスピーカーでシリーズが成り立っている。1つが16.5cm2ウェイの『C3-650』(税抜価格:8万9000円)、もう1つが13cm2ウェイの『C3-525』(税抜価格:8万9000円)、以上の2機種だ。

なお、当シリーズはユニークな特長を持っている。なんと、ミッドウーファーに取り付けられているフェイズプラグ(中央の砲弾型のパーツ)を付属のツィーターマウントに交換すると、コアキシャル(同軸)スピーカーとしての使用が可能となるのだ。ミドルグレードスピーカーの中には同軸タイプのモデルは少ない。もしも価値ある同軸スピーカーをお探しならば、当シリーズのリストアップをお忘れなく。

で、その1グレード下となるのが『C2シリーズ』だ。当シリーズはぐっとバリエーションが豊富となる。コアキシャルモデルも豊富に用意されているからだ。サイズ違いが多彩に設定されていて、計6機種もの同軸スピーカーがラインナップしている。そしてセパレート2ウェイスピーカーもミッドウーファーの口径が異なる3機種が名を連ねる。16.5cm2ウェイの『C2-650』、16cm2ウェイの『C2-600』、13cm2ウェイの『C2-525』以上の3モデルだ。なお価格は3機種で同一(4万5000円。税抜)となっている。

そして最エントリーラインとなるのがニューモデルの『C1シリーズ』だ。こちらは2タイプの2ウェイセパレートスピーカーと4タイプのコアキシャルスピーカーとでシリーズが構成されている。

以上が「JLオーディオ」スピーカーの全ラインナップだ。同社のスピーカーはどれも、安定感の高いナチュラルサウンドを再生可能だ。安心して使える実力スピーカーをお探しならば、「JLオーディオ」にもご注目を。

フロントスピーカー、アナタならどう鳴らす? 第16回「JLオーディオ研究」

《太田祥三》

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