追突されて転倒したバイクの運転者、対向車にはねられて死亡

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走行中に後続車から追突されたことで転倒したバイクの運転者が路上に投げ出され、対向車にはねられた。このバイク運転者は死亡しており、警察は事故を誘発した後続車の運転者を逮捕している。

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6日午前10時30分ごろ、新潟県村上市内の国道7号を走行していたバイクに対し、後続の軽乗用車が追突。転倒して路上に投げ出されたバイク運転者が対向車にはねられた。この事故でバイク運転者が死亡している。

新潟県警・村上署によると、現場は村上市勝木付近で片側1車線の直線区間。走行中のバイクに対して後続の軽乗用車が追突して、バイクは押し出されるようにして転倒。運転していた山形県鶴岡市内に在住する30歳の男性は路上に投げ出されて対向車線側に進入し、直後に対向車線を順走してきた乗用車にはねられた。

男性は近くの病院へ収容されたが、全身強打が原因でまもなく死亡。乗用車と追突車の運転者にケガはなく、警察は追突が事故を誘発したと判断し、追突車を運転していた村上市内に在住する38歳の女を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕。男性死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを続けている。

現場は見通しの良い区間。警察では追突側の前方不注視が事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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走行中のバイクに対し、それ以上の速度を維持したまま進行してきた後続車が追突してきたとみられる。前方を注視していれば容易に防ぐことの可能な事故でもあるが、ちょっとした油断が原因となって発生してしまうタイプの事故でもある。

クルマであれば単なる追突で済んだのかもしれないが、バイクの場合は追突の弾みで転倒するとともに、路上に投げ出された運転者がこうした二次的な被害に巻き込まれてしまうことにもつながっていく。

《石田真一》

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