住友ゴム、国内外ともタイヤ販売好調で増収増益 2018年1-6月期決算

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住友ゴム工業決算発表
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  • 住友ゴム工業池田育嗣代表取締役社長
  • 住友ゴム工業池田育嗣代表取締役社長

住友ゴム工業は8月7日、2018年1~6月期の連結決算を発表。主力のタイヤ事業の売上収益は同4.2%増の3608億円、事業利益は同18.7%増の206億円となった。

国内新車用タイヤについては、自動車生産台数は前年同期並みの推移だったが、低燃費タイヤを中心とする高付加価値タイヤの拡販により販売数量が増加。売上収益は前年同期を上回った。

国内市販用タイヤは、ダンロップ「エナセーブEC204」やファルケン「AZENIS FK510」などの新商品が貢献したほか、年初の降雪の影響で冬タイヤの出荷が好調に推移したこともあり、売上収益は前年同期を上回った。

海外新車用タイヤは、欧州、北米のほか、新興国で納入を拡大したこともあり、売上収益は前年同期を上回った。海外市販用タイヤは、中近東での政情不安に伴う消費の低迷があるものの、景気の拡大が継続する欧州を中心に販売数量が増加したことに加えて、2017年2月に英国タイヤ販売会社「ミッチェルディーバー グループ」を取得したことによる英国市場での販売数量の増加により、売上収益は前年同期を上回った。

そのほかゴルフ・テニス用品などのスポーツ事業や、住宅用制震ユニットなどの産業品他事業も好調に推移。全体の売上収益は同5.4%増の4253億円、事業利益は同23.1%増の268億円、営業利益は同27.4%増の270億円、四半期利益は同14.4%増の142億円となった。

通期業績見通しについては、原材料相場の変動などによる影響を反映して下方修正。売上収益9000億円(前回予想比100億円減)、事業利益および営業利益680億円(同50億円減)、四半期利益430億円(同50億円減)とした。

《纐纈敏也@DAYS》

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