日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が8月1日に発表した7月の新車販売統計(速報)によると、総台数は前年同月比3.3%増の44万1534台と3か月ぶりのプラスとなった。
このうち登録車は1.2%増の28万1876台で3か月ぶりのプラスだった。17年後半から減少傾向が続いていたが、トヨタ自動車の『クラウン』や『カローラスポーツ』など新モデルの効果もあり、やや持ち直した。7月としては2014年以来4年ぶりに前年比プラスとなった。
ブランド別では6月に新モデルを投入したトヨタが3.6%増と、17年11月以来8か月ぶりにプラスに浮上している。一方でマツダは14.3%減と2月以来5か月ぶりのマイナスとなた。自販連は、「定量的には把握できていないものの、西日本豪雨の影響が出ている」と見ている。
また、完成検査でのデータ不正などがあったSUBARU(スバル)は13.8%減と17年11月から9か月連続でのマイナスと、苦戦している。
一方、軽自動車は7.1%増の15万9658台と2か月ぶりのプラスとなった。前年7月の伸び率が11%と大きかったものの、各社の新モデル効果もあってさらに増加した。ブランド別ではダイハツが0.9%減となったが、2か月連続で販売シェアトップを確保した。また、Nシリーズの商用バンである『N-VAN』を投入したホンダは31.3%増と大きく伸ばしている。