神戸市中央区の神戸新交通は、8月31日から六甲アイランド線で新型車両3000形の運行を開始する。
同社はポートアイランド線(三宮~神戸空港間、市民広場~北埠頭~中公園間)と六甲アイランド線(住吉~マリンパーク間)という、2つの新交通システムを運営する鉄道会社で、六甲アイランド線は1990年2月に開業。「六甲ライナー」の愛称で親しまれている。
六甲ライナーでは開業以来1000形が使われ、現在4両編成11本44両が在籍しているが、老朽化に伴ない2023年度までに廃車されることになっており、3000形はその後継車として登場することになった。
3000形の車体は1000形のものを一新し、「シャープな船舶のシルエット」をモチーフにしており、走行安定性や乗り心地を向上。バリアフリーとセキュリティに配慮して、ホームとの段差解消や防犯カメラの設置などが図られている。
なお、運行開始に先がけた8月26日には六甲島検車場(神戸市東灘区)で3000形の試乗会が開催される。この試乗会は9時30分からの回と10時30分からの回に分けて開催され、各回80人を募集する。申込みは往復ハガキで神戸新交通総務部「3000形試乗会」係まで。締切は8月11日(当日消印有効)で、1通につき5人まで申し込むことができる(申込みは1人1通まで)。