カーオーナーの素朴な疑問
先日、クルマの保険を更新した際に、「今回から、ロードサービスが付帯しているから安心ですよ」という説明を受けました。出先などでエンジンが掛からなくなったりすることを考えると、確かに安心だなと思いました。ですが、よくよく考えると保険を使うということは、翌年の掛け金は上がるということになるのでしょうか?
(山梨県・48歳・主婦)
◆プロショップの回答
クルマに乗っていて、予期せぬトラブルに見舞われることは、誰にでも起こり得る話ですよね。
特に、出先でのバッテリー上がりやパンク、ガス欠など、よく聞く話ですし、実際にロードサービスに出動する側としても多い案件です。
最近では、自動車保険にロードアシスタンスサービスが付帯しているケースが多く、一般ユーザーの方への認知も広まっていますし、実際に利用される方も増えていると思います。
質問者様がおっしゃる通り、確かに保険に付帯しているロードサービスを利用するということは「保険を使う」という感覚ですよね。細かいサービスの内容は保険会社によって様々ですが、結論から言うとロードアシスタンスを使ったとしても、事故などで保険を使用する場合とは異なり、翌年の掛け金(保険料)には影響しません。
ちなみに、保険を使うと翌年の保険料が上がるのは、「等級」と呼ばれる割引率の基準が下がることが原因です。ここでは、等級制度の詳しい説明は省きますが、ロードサービスの使用は等級とは関係ないということです。
そういった訳で、クルマのトラブルで困った際には、迷わずロードサービスを利用してください。ただし、より安心なのは、普段利用している整備工場などで保険にご加入することです。いざという時には、窓口が1つなのでわかりやすいですし、きっと親身になって対応してくれると思いますよ。
◆カーオーナーさんの「質問」に回答してくれたプロショップさんは……
東京都葛飾区にある「堀切自動車工場」の伊藤宏文社長です!