愛三工業は6月27日、インドで2輪・3輪車向け燃料ポンプモジュールの製造・販売を行う子会社「アイサン フィエム(AISAN FIEM) オートモーティブ インディア プライベート リミテッド」の設立手続きが完了したと発表した。
同社はインドの大手自動車部品メーカー「フィエム インダストリーズ リミテッド」との合弁会社。資本金は10億インドルピー(約16億5000万円)で、持株比率は愛三工業が69%、フィエムが26%、豊田通商インドが5%。
新会社設立の理由は、世界最大の2輪車市場であるインドでは、今後も市場拡大が期待されることに加えて、2020年4月から新排出ガス規制 Bharat6 の導入が予定されており、2輪車の燃料供給装置がキャブレターから、FIシステム(電子制御燃料噴射装置)に本格的に移行すると予想されるため。インドにおいて2輪・3輪用FI製品の生産体制を構築し、事業拡大をはかる。