日野自動車は小型バス『日野リエッセII』を改良、先進安全機能を搭載し、7月2日より発売する。
今回の改良では、PCS(衝突被害軽減ブレーキ)や車線逸脱警報、オートマチックハイビームといった先進安全機能を標準装備とし、安全装備の充実を図った。
PCSでは、フロントバンパー中央に装着したミリ波レーダーに加え、フロントウインドウの上部中央に単眼カメラを装備し、歩行者の検知も可能。低速で走行する先行車や、停止障害物に対して衝突回避または衝突被害軽減を支援する。
車線逸脱警報では、道路上の白線(黄線)を単眼カメラで認識し、ドライバーがウインカー操作を行わずに車線を逸脱する可能性がある場合、ブザーとディスプレイ表示による警報を行う。
オートマチックハイビームは、ハイビームとロービームを自動で切り替え、夜間の歩行者などの早期発見をサポート。切り替え忘れを防ぐほか、手動操作の煩わしさも軽減する。
価格はEXグレード・5MT・29人乗りが843万2640円、LXグレード・6AT・29人乗りが721万7640円など。全車、先進安全自動車技術を備えるトラック・バスの自動車取得税・重量税を軽減するASV減税の対象となる。