JR北海道の特急で行先幕が異種品にすり替わる…先頭の愛称幕も白幕に

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すり替わっていた行先幕は、特急『オホーツク』のキロハ182形(上左)とキロ182形500番台(上右)のもの。下の行先幕は左が正規のもので、右がすり替わっていたもの。
  • すり替わっていた行先幕は、特急『オホーツク』のキロハ182形(上左)とキロ182形500番台(上右)のもの。下の行先幕は左が正規のもので、右がすり替わっていたもの。
  • 白幕となっていた『オホーツク』の愛称幕。

JR北海道は6月21日、特急『オホーツク』で使用されているキハ183系特急型気動車の側面に取り付けられている行先幕の一部が、正規とは異なるものになっていたことを明らかにした。

これは6月13日、網走を5時56分に発車する札幌行き特急『オホーツク2号』で行先幕が動かない不具合が発生し、苗穂運転所で車両点検を行なったところ判明した。

さらに6月15日には、札幌を17時30分に発車する特急『オホーツク3号』で運用される車両のうち、2本の行先幕が正規のものでないことも判明した。

正規の行先幕は20コマ表示となっているが、すり替わっていた行先幕は5コマ表示になっていたという。

これらのことを受けて、苗穂運転所所属のキハ183系を一斉に点検したところ、先頭車のキハ183形に付けられている正面の愛称幕1本が取り外されて、白幕になっていたこともわかった。

JR北海道では夜間滞泊中に盗難・紛失した可能性があるとして、現在、警察と相談している。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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