90歳の女が運転するクルマ、信号無視で横断中の歩行者を直撃

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90歳の女が運転する乗用車が赤信号を無視して交差点へ進入し、横断中の歩行者4人を次々にはねる事故が起きた。4人は死傷しており、警察は運転していた女を逮捕したが、故意による信号無視が事故原因とみられている。

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28日午前11時ごろ、神奈川県茅ケ崎市内の国道1号で、赤信号を無視して交差点へ進入してきた乗用車と、横断歩道を渡っていた歩行者4人に衝突する事故が起きた。4人は死傷。警察は運転していた高齢の女を逮捕している。

神奈川県警・茅ケ崎署によると、現場は茅ケ崎市元町付近で片側1車線の直線区間。交差点には横断歩道と信号機が設置されている。乗用車は赤信号を無視して交差点へ進入するとともに、青信号に従って横断歩道を渡っていた歩行者4人を次々にはねた。

この事故で57歳の女性が全身強打でまもなく死亡。男性1人と女性2人が打撲などの軽傷。このほか、事故を目撃して気分不良を訴えた2人が病院へ収容されている。クルマを運転していた同市内に在住する90歳の女も打撲などの軽傷を負ったが、警察は後に自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死傷)容疑で逮捕している。

女は現場に隣接している自動車修理工場からクルマを発進させた直後に事故を起こしていた。警察の聴取に対しては「赤信号なのはわかっていたが、歩行者がいなかったから行けると思った」などと供述しているようだ。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

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逮捕された女は今年3月に運転免許の更新を行い、いわゆる「ゴールド免許」になっていたという。これに先立ち、昨年12月には認知機能検査もクリアしていた。

事故を起こしたクルマが発進した自動車修理工場は交差点の停止線近くにあり、信号が赤であればそのまま停止するところ、今回の事故は「歩行者がまだ横断していないので行ける」という判断でクルマを進めてしまったようだ。

事故を起こしやすい高齢ドライバーには「自己判断によって交通ルールを無視した身勝手な運転をしてしまいやすい」という特徴があると言われているが、今回のケースはまさにそれを踏襲したものだといえよう。

そして今回の事故は赤信号の看過(見落とし)ではなく、故意による無視なので、場合によっては危険運転容疑に切り替えられる可能性も考えられる。
《石田真一》

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