交通トラブルで相手負傷の事故を誘発、乗用車の運転者を逮捕

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トラックに対する煽り行為をするとともに、追突事故を誘発したとして乗用車の運転者が逮捕された。双方とも「自分が煽られた」と主張していたが、ドライブレコーダーの映像から判断されたという。

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今年3月、福島県郡山市内の東北自動車道でトラックの走行を妨害し、相手に軽傷を負わせる追突事故を誘発したとして、福島県警は8日、山形県真室川町内に在住する男を危険運転致傷容疑で逮捕した。

福島県警・高速隊によると、問題の事故は2018年3月20日の午前0時10分ごろ発生している。郡山市片平町付近の東北自動車道下り線を走行していた乗用車に対し、後ろから進行してきた大型トラックが追突。この事故でトラックを運転していた43歳の男性と、乗用車を運転していた28歳の男が打撲などの軽傷を負った。

事故直後、双方の運転者とも「相手から煽り行為を受けていた」と申告。直前にはトラック運転者から「煽られている」との通報が警察に寄せられていた。

警察ではトラックに積載されていたものや、周辺を走行していた他車両のドライブレコーダー映像を分析したところ、乗用車側が約3分間に渡って車間を詰めるなどの煽り行為を加え、最終的にはトラックの前に進出して急ブレーキを掛けるなどの事故誘発行為がなされていたことを確認。乗用車側の煽り行為が原因で事故につながったものと判断し、運転していた男を自動車運転死傷行為処罰法違反(危険運転致傷)容疑で逮捕している。

逮捕された男は事故誘発については大筋で認めているものの、「発端となったのはトラック側の煽り行為」と主張しており、警察では引き続き調べを進めている。

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乗用車の運転者は事故直後から「自分が煽られた」と主張してきたが、トラック運転者は事故の直前に自ら「煽られている」と警察に通報していたことや、ドライブレコーダーに急ブレーキを掛ける乗用車の様子が撮影されており、これらの状況から「乗用車側が煽っていた」と判断されたようだ。

煽り行為などの交通トラブルに対するドライブレコーダーの証拠能力は優秀であるが、相手の挑発に乗らないことも重要となってくる。
《石田真一》

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