春の交通安全運動期間中の死者、前年より10人増の84人

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事故(イメージ)
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警察庁が4月16日に発表した2018年春の全国交通安全運動期間中(4月6日から15日)の交通事故による死者数は84人で、前年同期と比べ10人増加した。

今回は「子供と高齢者の安全な通行の確保と高齢運転者の交通事故防止」、「自転車の安全利用の推進」、「全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底」「飲酒運転の根絶」を全国重点とし、必要に応じて地域の交通事故実態に即した重点を定めて実施した。

運動期間中の交通事故発生件数は前年同期と比べて1564件マイナスの1万0668件だった。死者数は増加したものの、負傷者数は2076人マイナスの1万2961人だった。

死者数84人のうち、65歳以上の高齢者が46人と半数以上を占めたほか、50~59歳が16人と50歳以上が全体の7割以上だった。状態別では自動車乗車中が29人、歩行中が27人、二輪車乗車中が17人、自転車乗用中が11人だった。

運転中に死亡した29人のうち、シートベルト着用は15人、非着用が13人だった。

都道府県別で最も死者数が多かったのは福岡の7人、次いで埼玉と愛知の6人だった。交通事故件数が最も多かったのは愛知県の931件、次いで大阪の813件だった。死者数がゼロだったのは岩手、山梨、長野、大分など10県。

飲酒による交通事故は49件で、前年の85件からほぼ半減した。このうち死亡事故は前年と同じ2件。

《レスポンス編集部》

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