広島市の広島電鉄は4月16日、超低床車両の1000形「グリーンムーバーLEX」で、ICカード全扉降車サービスを5月10日から開始すると発表した。
広島電鉄ではこれまで、ICカードで乗車した場合、運転士がいる前位の扉からしか降車ができなかったが、降車時の移動距離を短くするため、1枚のカードを1人で利用する場合は、1000形限定で後位の入口扉からの降車も可能になる。
これはいわゆる「信用降車」というもので、富山市の富山ライトレールでは2006年7月からラッシュ時限定で実施されており、2017年10月からはすべての時間帯に拡大されている。
このサービス開始に向けて、1000形では正面と入口扉に「ICカード全扉降車車両」のステッカーを貼付。入口扉のICカードリーダーが順次1か所に変更となる。