2日目の出走マシンは前日より1台減って18台。世界耐久選手権(WEC)に関する日程的都合で#18 小林可夢偉は既にサーキットを発っており、所属チームのcarrozzeria Team KCMG(エンジンはトヨタ)も前日までで今回のテストを切り上げている。VANTELIN TEAM TOM'S(トヨタ)も#36 中嶋一貴が同じ状況にあるが、こちらは2010年王者ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラを代役起用してテストを続行。
前夜にB-Max Racing team(ホンダ)の今季シート獲得が決まった#50 千代勝正は、晴れて正ドライバーとしてのテスト臨戦となった。そして今季ドライバー未決の最後の1台、UOMO SUNOCO TEAM LEMANS(トヨタ)の#7にはピエトロ・フィッティパルディが初搭乗。ピエトロは1972、74年のF1チャンピオン、エマーソン・フィッティパルディさんの孫である。
走行セッションは2回で、午前が9時~11時、午後が3時~5時10分(午後は10分延長)。午後のセッションはオーバーテイクシステム(OTS)も5回使用可能となり、主にセッション最終盤に各車がベストラップを記録しているが、そのなかで午前午後総合トップタイムをマークしたのは今季新人の#6 松下信治(DOCOMO TEAM DANDELION RACING/ホンダ)だった。