東海道新幹線のN700Sに「最高の」シンボルマーク 3月20日から試験走行を開始

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N700Sのシンボルマーク(上)と取付け位置(下)。シンボルマークは鉄道の安心・安定感を表現するため、優雅で伸びやか、かつ勢いのあるSupreme(最高の)の「S」を中央に配している。
  • N700Sのシンボルマーク(上)と取付け位置(下)。シンボルマークは鉄道の安心・安定感を表現するため、優雅で伸びやか、かつ勢いのあるSupreme(最高の)の「S」を中央に配している。

JR東海は3月7日、2020年度の営業運行開始を予定している東海道新幹線の新型車両「N700S」のシンボルーマークを公表した。

N700Sは現行のN700Aに代わる車両として「確認試験車」と呼ばれる試運転用の車両が製造されており、3月20日から走行試験を開始する運びとなった。N700Sの編成記号は「J」で、N700系のJ編成となる。

N700系の形状を踏襲している同車は、トンネル突入時の騒音を緩和するため、先頭部がやや盛り上がり、左右のエッジが立っているような「デュアルスプリームウィング形」と呼ばれる先頭形状を採用。車体の平滑化などによる走行抵抗の低減や軽量化で、省エネ化も図られている。

N700Sの「S」は、「最高の」を意味するSupremeの頭文字を取ったもので、最高の新幹線という位置づけとなっている。シンボルマークは奇数号車の両側2ヶ所に配置され、Supremeの高級感や上質感を表現するため、白地に金色の「N700 Supreme」の文字を配している。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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