車両3台の多重衝突事故は危険ドラッグ絡みか、所持していた男を逮捕

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昨年5月に山梨県内で発生した車両3台が関係し、2人が死傷した多重衝突事故について、警察は事故の発端となったクルマを運転していた男を危険ドラッグの所持容疑で逮捕した。事故時に使用していた可能性が高いとみられる。

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昨年5月、山梨県韮崎市内の国道20号で発生し、2人が死傷した多重衝突事故について、山梨県警は4日、発端となった追突事故を起こしたクルマを運転していた男を危険ドラッグの所持容疑で逮捕した。使用についても疑いがあるという。

山梨県警・組織犯罪対策課と韮崎署によると、問題の事故は2017年5月9日の午後4時50分ごろ発生している。韮崎市本町1丁目付近の国道20号(片側1車線の直線区間)を走行していた軽乗用車に対し、後ろから速度超過状態で走行してきた乗用車が追突。軽乗用車は追突の弾みで押し出され、前走していた中型トラックに突っ込む状態となった。

この事故で前後の車両間に挟まれる状態となった軽乗用車が大破して、運転していた32歳の男性が死亡。トラックは急ハンドルを切った弾みで横転中破し、運転していた48歳の男性が打撲などの軽傷を負った。

乗用車を運転していた甲府市内に在住する27歳の男も頭部強打で一時は意識不明となっていたが、事故を起こしたクルマからは指定薬物を含有する危険ドラッグを発見。後に行われた任意聴取で危険ドラッグ所持を大筋で認めていたことから、警察は4日に男を医薬品医療機器法違反(所持)容疑で逮捕している。

所持していた危険ドラッグを使用し、酩酊状態でクルマを運転中に事故を起こした可能性が高く、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(危険運転致死傷)容疑でも調べを進めるとともに、ドラッグの入手ルートなどを追及するなど、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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警察が摘発を強化していることもあり、使用後に酩酊状態となる危険ドラッグ絡みの交通事故はピーク時よりも減る傾向にはあるが、成分の解明までに時間を要して今も未解決となっている事故もまだ残っている。本件はその「未解決だった事案」のひとつでもある。

事故当初は「軽乗用車とトラックの事故が最初に起こり、後続の乗用車が避けきれずに突っ込んだ」とみられていたが、後に「乗用車が前を走る軽乗用車に突っ込み、諸ともにトラックへ突っ込んだ」と改められた。
《石田真一》

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