集団登校の児童ひき逃げで19歳少女を逮捕、容疑への関与を否認

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集団登校中の小学生2人に車両を接触させ、軽傷を負わせながら逃走したとして19歳の少女が警察に逮捕された。事故現場付近を通ったことは大筋で認めつつ、事故への関与は否認しているようだ。

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栃木県栃木市内で集団登校中の小学生にワゴン車が接触し、2人が負傷したひき逃げ事件について、栃木県警は8日、同市内に在住する19歳の少女をひき逃げ容疑で逮捕した。事故への関与を否認しているという。

栃木県警・栃木署によると、問題の事故は2018年2月6日の午前7時30分ごろ発生している。栃木市千塚町付近の市道(車線区別のない幅員約3.5mの直線区間)で、道路右側の路肩を歩いていた集団登校中の小学生に対して後ろから進行してきたワゴン車が接触。児童2人が打撲などの軽傷を負ったが、クルマはそのまま逃走した。

警察では軽傷ひき逃げ事件として捜査を開始。周辺に住む者が関与した可能性が高いとみて車両捜索を行ったところ、同市内に在住する19歳の少女が乗っていた車両の右側面部に事故で生じたとみられる擦過痕を確認。容疑に関与したものとみて、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

警察の聴取に対して少女は現場付近を通ったことは大筋で認めているものの、「何かに当たったような記憶はない」などと供述。容疑への関与を否認している。警察では事故発生の経緯をさらに詳しく調べる方針だ。

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現場は地元の住民が使う道であり、狭い範囲での車両捜索が行われ、目撃証言に似た車両がピックアップされた。クルマは低速で児童へ接触したとみられており、痕跡は車体右側の擦過痕だけだったようだ。

《石田真一》

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