凍結路面にハンドルを取られて横向き、大型トラックが突っ込む

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24日の中部地方は夜から雪が本降りとなった。路面への積雪が目立つようになったころ、同方向へ走行していた軽トラックと大型トラックが衝突する事故が起きた。

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24日午後10時10分ごろ、愛知県安城市内の国道23号で、同方向へ走行していた大型トラックと軽トラックが衝突する事故が起きた。この事故で軽トラックの運転者が収容先の病院で死亡。警察は大型トラックの運転者を逮捕している。

愛知県警・安城署によると、現場は安城市藤井町付近で合流車線を含めて片側3車線の直線区間。軽トラックは凍結路面にハンドルを取られてスリップしたが、そこに右車線を同方向へ走行していた大型トラックが衝突した。

衝突によって軽トラックは中破。運転していた蟹江町内に在住する54歳の男性は意識不明の状態で近くの病院へ収容されたが、全身強打が原因で約8時間後に死亡した。大型トラックを運転していた兵庫県加西市内に在住する38歳の男にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕。男性死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを続けている。

現場は築堤の上を通る区間。事故当時は路面に約1cmの雪が積もっており、非常に滑りやすい状態だった。軽トラックがスリップして横向きで車線を塞いだところ、隣車線の大型トラックが突っ込んだものとみられる。警察の聴取に対して大型トラックを運転していた男は「軽トラックがスリップした」などと供述しており、警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

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軽トラックは凍結路面でスリップして横向きになったとみられ、その右側面に大型トラックが突っ込んでいた。本線を走行していたのか、それとも合流時だったのかはわかっていない。ここ数日、日本列島は強い寒気に覆われ、大雪となる地域も出てくる。同様の事故が起きないように注意したい。

《石田真一》

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