都心でガレージ付き注文住宅に住む…そのリアルとコスト、「決めてよかった」を聞く

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POHAUS(ポウハウス)注文住宅事例
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東京都営地下鉄三田線高島平駅の南。小高い丘の上に、ユニークなガレージ付き注文住宅が出現した。3階建てのいわゆる狭小住宅で、夫婦とその子どもたち4人が暮らしている。いま、都内の戸建て狭小住宅にこだわりを持って住む人たちの嗜好やトレンドとは?

今回、ガレージ付き注文住宅で「こだわりを妥協なしで詰め込んだ」という物件は、板橋区のY邸。Y夫妻は、ともに30代、共働き。夫は渋谷のウェブ制作関連、夫人は埼玉に務める公務員。男の子2人を毎朝クルマで保育園へ送り迎えしている。

◆分譲マンションが選択肢から外れるきっかけ
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居住空間にこだわりがあったY夫妻は、1年前まで北区十条のデザイナーズ系賃貸マンションに住んでいた。子どもが小学生に入学するまでにと、夫の勤務地である渋谷と、夫人が通う埼玉の間をとって、北区や板橋区などでデザインや空間演出が充実した分譲マンションを探していた。

「各マンションブランドを探していたけど、都内で同じ金額を払って住むならば戸建てもいいかなと思い始め、住宅展示場めぐりをはじめた」(夫)、「都内で戸建住宅を探すとなると、狭小住宅だろうと思っていた」(夫人)。

そんな思いを抱き始めたころ、たまたま住宅展示場で出会ったのが、「ポウハウス」というポラスグループの注文住宅・一戸建てブランドだったという。

「自分たちの想い描く居住空間が、狭小住宅でも実現できると感じた。ポウハウスの担当者と話していて『できる』と。そこでマンションという選択肢が消えた」(夫人)

ここから、ポウハウスの展示場と、西新宿の LIVING DESIGN CENTER OZONE を行き来する週末が始まる。自分好みの部材やインテリアツールなどを決めていき、ポウハウスに提案して、「これはイケる」「これは難しい」といったやりとりを重ねていく。

◆こだわりを詰め込んだ3階建て狭小住宅、その値段は?
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Y夫妻の要望・提案を汲み入れながら、完成した3階建て狭小住宅は、1階がガレージ・エントランス・バスルーム、2階がリビング・キッチン、3階が寝室・キッズルーム・洗濯エリアという構成。

高台から北側に広がる森を望む立地で、「家のなかから森の変化を感じ取れて、四季の移ろいを実感する」という。「エリア、景観、予算、部材、設備など、要望できるところはほとんどすべて、自分たちの好みを伝えた」と夫人はいう。

こうして完成したY邸の総額は、7000万円。ざっくりイメージで、35年ローンで年間200万円~、月額で17万円~か。

1階にとまるクルマは白の『MINI』。Y夫妻はシンプルなデザインに惹かれ、居住空間からクルマや家電まで、モノトーンで統一している。夫はかつてから『ブルータスCASA』などの雑誌を愛読し、Instagram、Pinterestなどで情報を収集し、お気に入りのデザインや光景に常にアンテナを張っている。

「わたしが子どもたちを保育園へ送り迎えし、そのまま埼玉の職場へむかうという毎日。マイカーには1年間で2万km乗る。毎日、保育園に30分、通勤に30分、往復で40km乗っている。そのうえに、マイカーで出張に行くこともある」(夫人)

◆クルマをとめて「ああ、ウチに帰ってきた」という新感覚
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ビルトインガレージに収まるMINIは、バスルームに向けてとまっている(後ろ向き駐車)。「排ガスを室内に入れないため、クルマは頭から入れる」という。

このビルトインガレージをチョイスした理由について、「雨の日の買い物や、子どもたちを乗り降りさせるときに、ガレージを付けてよかった」と夫人。「クルマ好きだけどカーマニアではない」という夫婦は、クルマいじりやガレージライフを楽しむというよりも、クルマへのアクセス性、デザインの統一感を優先させたという感。

MINIの先には、巨大な水槽のなかをゆらゆらと泳ぐ熱帯魚たち。ガレージ脇に水槽という組み合わせも、「戸建て住宅に移ったらやりたかったこと」という。

「仕事から、保育園の送り迎えから帰ってきて、クルマを入れたときに、暗闇から熱帯魚の水槽が浮かび上がるのが見えたとき、『ああ、ウチに帰ってきた』と思う」と夫妻は笑いながら話していた。
《大野雅人》

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