千代田線だけど「丸の内」…東京メトロ、二重橋前駅に副名称

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二重橋前駅の新しい駅名標。2018年3月17日から副名称の「丸の内」が加わる。
  • 二重橋前駅の新しい駅名標。2018年3月17日から副名称の「丸の内」が加わる。
  • 丸の内のエリア。東京メトロは副名称を導入することで二重橋前駅が丸の内にあることを広く知ってもらうとしている。

東京地下鉄(東京メトロ)は12月15日、千代田線の二重橋前駅(東京都千代田区)に副名称を追加すると発表した。2018年3月17日のダイヤ改正にあわせて導入する。

副名称は「丸の内」。駅名標などで「二重橋前<丸の内>」「にじゅうばしまえ<まるのうち>」と表記する。東京メトロは「丸の内地区に位置している当駅の立地を広く知っていただくことで、同地区への最寄り駅の一つであることをご案内するとともに、周辺の各駅と合わせてご利用いただくことで、同地区の回遊性を高めることにつながる」としている。

現在の丸の内は、JR東京駅と皇居外苑に挟まれたエリア。1970年の住居表示実施時に「丸ノ内」から現在の「丸の内」に変わった。二重橋前駅は丸の内二丁目にある。

丸ノ内線は住居表示実施前の1954年から1959年にかけて池袋~新宿間が開業。新宿~荻窪間と中野坂上~方南町間は荻窪線を名乗り、1961年から1962年にかけて開業した。1972年には荻窪線が丸ノ内線に編入されている。「丸の内」「丸ノ内」を名乗る駅はないが、東京駅が丸の内一丁目にある。

《草町義和》

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