景観の良い瀬戸大橋、ドライバーは海を見ていた?---工事準備の作業員をはねる

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6日午前7時35分ごろ、香川県坂出市内の瀬戸中央自動車道下り線で、工事のため車線規制の準備をしていた作業員2人に対し、後ろから進行してきた大型トラックが衝突する事故が起きた。2人は死傷。警察は運転者を逮捕している。

香川県警・高速隊によると、現場は瀬戸大橋(北備讃瀬戸大橋=全長1611m)上で、片側2車線の直線区間。事故当時は第1車線の舗装工事を行うために車線規制の準備が進められており、標識車など3台の作業用トラックが第1車線に停車。周辺で5人の作業員が歩いていたところ、後ろから進行してきた大型トラックが最後部の標識車に追突。そのまま近くにいた2人の作業員を次々にはねた。

この事故で54歳の男性が頭部強打でまもなく死亡。49歳の男性も骨折などの重傷を負い、近くの病院へ収容されている。他の3人にケガはなかった。トラックを運転していた奈良県葛城市内に在住する25歳の男にもケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕。1人死亡後は容疑を同致死傷に切り替え、調べを続けている。

現場は見通しの良い区間。聴取に対して男は「前をよく見ておらず、発見が遅れてしまった」などと供述しているようだ。警察では前方不注視が事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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事故の現場となった北備讃瀬戸大橋は瀬戸内海の航路上に位置しており、複数の橋が連なる瀬戸大橋区間の中でも景観の良い区間にあたる。

事故の起きた時間帯から勘案すると、朝陽に照らされた海が輝いて美しく見えるときでもある。

その海を見ていたかどうかは定かではないが、逮捕された運転者は前方不注意の事実を認めており、結果的には2人が死傷する事故につながってしまった。
《石田真一》

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