【新聞ウォッチ】名古屋グランパス1年でJ1返り咲き、小西社長「まだまだ“夢の途中”」

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2017年12月4日付

●男子ゴルフ宮里優逆転で初賞金王(読売・1面)

●名古屋JI復帰、崩し封印「守り勝つ」(読売・24面)

●冬タイヤ車止めず判別、西日本高速が初導入、カメラで瞬時に渋滞防ぐ(読売・34面)

●大迫3位、日本歴代5位記録、福岡国際マラソン(朝日・1面)

●ソフトバンクが62億円申告漏れ、国税、1.4億円所得隠し認定(朝日・35面)

●主張、広がる品質不正、産業界あげて襟をただせ(産経・2面)

●自動ブレーキ車検項目に、国交省、普及拡大、制度検討へ(産経・3面)

●日産、国内生産15%減、下期計画、無資格検査響く(日経・1面)

●中国向け開発要員2倍、ルネサス、EVシフト対応(日経・5面)

●道路橋修繕に27兆円、国の支援課題に(日経・34面)

ひとくちコメント

個人的には「ちーがーうーだーろー!」と思ったが、「忖度(そんたく)」と「インスタ映え」が、年末恒例の「ユーキャン新語・流行語大賞」(「現代用語の基礎知識」選)に選ばれたという。

今年も残すところあとわずかとなったが、スポーツでは1年を締めくくる戦いが繰り広げられている。このうち、サッカーのJリーグも今シーズンの最終節が行われ、川崎フロンターレが大宮アルディージャに勝ち、引き分けた鹿島アントラーズと勝ち点で並んだが、得失点差で上回り、前節2位から逆転でリーグ初優勝を飾った。

そして、J2昇格プレーオフ決勝戦が、愛知県豊田市の豊田スタジアムで行われ、J2で3位の名古屋グランパスが4位のアビスパ福岡と0'0で引き分け、リーグ戦上位の名古屋が1年でJ1復帰を決めた。きょうの各紙がスポーツ面で「名古屋J1復帰」とトップ記事などで取り上げている。

名古屋グランパスといえば、胸に「TOYOTA」、背中に「AISIN」と「豊田通商」などの会社名を刻み込こんだユニフォーム。パンツにも新しいトヨタのスポーツカーブランド「GR」を張り付けるなど、まさに“オールトヨタ”を背負った名門クラブ。

ところが、昨年はJ1の18チーム中16位という不甲斐ない成績で、創設以来初のJ2に降格。そこで名門復活の新たな“司令塔”としてトヨタで常務役員を務めた小西工己社長が就任。「J2という山を登り、新しい景色を見たい」と述べ、「1年でのJ1復帰を目指す」と宣言していた。

お膝元でのプレーオフ決勝戦でJ1昇格が決まると、小西社長は「ただ、これはまだ“夢の途中”。私たちの夢は、まだまだ続く。その夢に向かって後押ししてくれるのは、ファン・サポーターの皆様が起こす『風』。未来へ向けて 前へ」と感謝のメッセージを伝えた。

先日発表した新役員体制でも出戻り人事が話題になったが、今年のトヨタは「返り咲き」が新語・流行語大賞なのかも……。

《福田俊之》

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